Record China 2009年9月19日(土) 16時41分
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17日、中国上海市にある復旦大学生命科学院の専門家チームが、中国人の長寿と関連しているミトコンドリアDNAの塩基配列を突き止めた。写真は中国の「長寿の里」、江蘇省如皋市。
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2009年9月17日、中国上海市にある復旦大学生命科学院の金力(ジン・リー)教授率いる専門家チームが、中国人の長寿と関連しているミトコンドリアDNAの塩基配列を突き止めた。新民晩報が伝えた。
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研究成果は最新の米オンライン科学誌「PloS One」に掲載される。調査は「長寿の里」として知られる江蘇省如皋市で、3つのグループを対象に行われた。同市の00年の平均寿命は75.58歳で、全国平均の71歳を大きく上回る。100歳以上の長寿者は07年末時点で人口140万人に対し、102人に上った。
3つのグループは1)95歳以上の「長寿」組705人(うち100歳以上が102人)2)60歳−69歳の「老年」組900人3)40歳−49歳の「中年」組400人。1人ずつ血液を採取してミトコンドリアDNAの塩基配列を解析した。その結果、「長寿」組の約20%が「B4」タイプに属し、逆に「M9」タイプと「N9」タイプは少ないことが分かった。
ミトコンドリアDNAは母系の性質だけが伝わる。日本人の長寿者にも「B4」タイプが多いことが分かっていることから、金教授は「長寿は母親からの遺伝によるもの。母親が長寿の場合、子も長寿の可能性が高いが、父親の長寿は必ずしも遺伝するとは限らない」と結論づけている。(翻訳・編集/NN)
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