Record China 2009年9月22日(火) 10時21分
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19日、中国人ブロガー・劉仰氏が、中国のブログサイトに「中国人はいつから椅子に座るようになったのか」と題した文章を掲載した。写真は椅子を並べる軍人。
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2009年9月19日、中国人ブロガー・劉仰(リウ・ヤン)氏が、中国のブログサイト「新浪博客」に「中国人はいつから椅子に座るようになったのか」と題した文章を掲載した。
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以下は同ブログの要約抜粋。
李白は「静夜思」のなかで、中国の歴史において長い時間をかけて起こった大きな変化について伝えている。西域との交易が盛んになった唐代に中国に伝えられた椅子が、それまで数千年ものあいだ定着していた「正座」の習慣を変えてしまうことになったのである。
しかし中国と同じく椅子を使わなかった日本人と韓国人は、今でも椅子に座らない習慣を保持している。なぜ中国だけ椅子文化になり、日本や韓国はそうならなかったのか。
南京師範大学歴史学部の陳振(チェン・ジェン)教授は、唐代の大部分の時期、中国でもまだ、椅子は身分の高い人や老人、病人、障害をもつ人など限られた人々のために使われるに過ぎなかったという。正式な席では、依然として正座するのが普通だった。しかし唐代が終わり、五代十国時代に、正座は姿を消し、あぐらが主流になっていったとみられる。
宋代初期、正座とあぐらの習慣は依然保持されてはいたが、椅子が身分の高い人々の間から順次普及していった。そして北宋時代に決定的な変化が生じる。男性が椅子に座るのは常識になったのだ(女性が椅子に座るのはまだご法度だった)。その後、南宋中期までに、女性が椅子に座るのも普通のことになっていったという。
北宋時代、戦争に馬が用いられるようになり、馬の飼育や乗馬の際、椅子に座る姿勢をとることから、椅子の普及が促されていったのではないかと私は想像している。日本では馬は普遍的に用いられてはいなかったからだ。(翻訳・編集/津野尾)
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