<レコチャ広場>中国が第2の高級品消費国に、その喜びと憂慮

Record China    2009年9月22日(火) 14時48分

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21日、中国のブロガー・盛大林氏が「中国が第2の高級品消費国に、その喜びと憂慮」と題する文章を自身のブログに掲載した。写真は北京市で販売されている高級ブランド品。

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2009年9月21日、中国のブロガー・盛大林(ション・ダーリン)氏が「中国が第2の高級品消費国に、その喜びと憂慮」と題する文章を自身のブログに掲載した。

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以下は同ブログの要約・抜粋。

中国はすでに世界で最も自動車購買力のある国となっている。統計によると、中国における高級品消費額は全世界の25%を占め、初めて米国を抜き世界第2の消費国となった。

中国が第2の高級品消費国?去年9月のデータでは、中国の高級品消費額は全世界の18%を占め、日本と米国に次いで第3位だった。中国商務部は2014年までにその比率が23%に達すると予測していた。しかし現実はすでに25%なのだ。2014年まで待つまでもなく、「世界一」の座に着くことは確実だ。

高級品は富の産物だ。中国人が高級品市場で大金を惜しげもなく使い、欧米人を呆然とさせるのは悪い気がしない。「中国は貧しく遅れている」?「イギリスを追い越しアメリカに追いつくのは夢のまた夢」?そんなことを言う人間を中国はすでに見返した。しかし、高級品消費での「世界第2」は、GDPでの「世界第3」と同じく、誇る価値もないことだ。

07年の統計によると、中国の高級品消費層は全人口の13%に過ぎず、「人口の20%が富の80%を独占している」という富の配分を正確にあらわしている。1日平均消費額が1ドルにも満たない貧困人口も中国ではかなり多い。先進国の中産階級は収入の4%を高級品に使うが、中国では収入の40%も使うという調査結果もあるらしい。

「世界第2」。これは冷静に分析する必要がある。(翻訳・編集/津野尾)

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