中国がイランに石油製品輸出、核問題めぐる追加制裁の行方は?―ドイツ紙

Record China    2009年9月29日(火) 12時26分

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27日、中国がイランに石油製品を輸出し始めた問題は、対イラン追加制裁に向け努力を続けるオバマ米政権にダメージを与えた。中国は「追加制裁は問題の解決にならない」と消極姿勢を示している。写真は安徽省北部にある精油所。

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2009年9月27日、中国がイランに石油製品を輸出し始めた問題は、イランの核問題に対する追加制裁に向け努力を続けるオバマ米政権にダメージを与えた。中国は「追加制裁は問題の解決にならない」と消極姿勢を示している。ドイツのラジオ局ドイチェ・ヴェレの中国語版ウェブサイトが伝えた。

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23日付の英紙フィナンシャル・タイムズによれば、中国は今月からイラン向けに石油製品の輸出を始めた。イランは世界的な産油国だが、石油精製能力の不足により、ガソリンなどの石油製品は輸入に頼っている。10月1日にジュネーブで開かれる国連安保理常任理事国にドイツを加えた6か国とイランによる核問題をめぐる協議でイランに圧力をかけたいオバマ米大統領は、これを受け、国連安保理首脳会合に出席した中国首脳に協力を要請したが、積極的な回答は得られなかった。ロシアはすでに同意の意向を示している。

記事によれば、オバマ政権は年内に国内問題にめどが付けられない場合、外交で何らかの成果を上げる必要がある。イランの核問題について、話し合いでの解決を図るなら中国の協力なしでは何も進まない。プレッシャーが高まる中、今後数か月以内に米国がどれだけ中国を引き寄せることができるかが最大の焦点だと記事は指摘した。(翻訳・編集/NN)

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