古美術品オークション、今年は欧米への流出品を本土中国人が買い戻す場に―香港

Record China    2009年10月6日(火) 14時49分

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3日、香港で開催されている骨董品・古美術品オークションで、欧米から戻って来た中国の「宝」を落札する本土の中国人が、落札者の大部分を占めている。写真は西安の骨董品展示場で、欧米から戻って来た品物を眺める入場者。

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2009年10月3日、香港紙・明報によると、香港国際骨董品及び古美術品博覧会が同日から開催されているが、サザビーズ香港(蘇富比)主催のオークションでは、欧米から戻って来た中国の「宝」(3000件、総額約65億円相当)の落札者のほとんどが、本土の中国人で占められているという。中国新聞網の報道。

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主催者側によると、展示品の価値は20億元(約260億円)相当にものぼる。金融危機直後の昨年の入場者は1万8000人と振るわわず、落札額も当初予想の3分の1の1億元(約13億円)と伸び悩んだが、今年は経済状況も改善していることから、入場者2万人、落札額3億元(約39億円)を見込んでいるという。

総責任者の黒国強(ヘイ・グオチアン)氏によると、かつては古美術品を買う欧米人が目立ったが、いまは逆で、欧米のコレクターが提供した品をアジア人が買い戻すという図式になっている。今回出展した古美術商は70にのぼるが、その展示品の8割は欧米から戻って来たものだという。(翻訳・編集/津野尾)

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