チャン・イーモウ監督のオペラ「トゥーランドット」、鳥の巣で初上演―北京市

Record China    2009年10月8日(木) 13時55分

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6日夜、チャン・イーモウ監督演出のオペラ「トゥーランドット」が、北京五輪のメインスタジアム「鳥の巣」で数万人の観客を集めて華々しく上演された。

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2009年10月6日夜、中国を代表する映画監督チャン・イーモウ(張芸謀)氏が演出する新オペラ「トゥーランドット」が、北京五輪のメインスタジアムとして使用された国家体育場(通称:鳥の巣)にて初上演された。チャン監督は、昨年開催された北京五輪の開閉会式の総合演出も手がけている。新華網が伝えた。

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「『鳥の巣』版トゥーランドット」には、イーモウ監督が北京五輪の開会式で構想を練りながらも実現できなかった数々のアイデアが導入されている。使用される1000平方メートルの巨大スクリーンは4000万画素近くあり、その解像度は映画館のスクリーンの約2倍。プロジェクターも32台設置し、壮大なオペラをさらにスケールの大きなものにした。

6日午後7時半、新「トゥーランドット」初演はついに幕が開いた。この日のために、上演会場に設置された巨大な紫禁城の背景はLEDの光で表現され、劇中のシーンや歌声に合わせて光の色や背景が次々に変わる大がかりな仕掛けが、観客を幻想的な世界へ誘い込む。

「トゥーランドット」はイタリアの作曲家・プッチーニの最後のオペラ。約80年前の欧州で当時伝えられていた中国の寓話を元に作られている。歌劇の主旋律は中国江南地方の民謡「茉莉花」で、冷酷なトゥーランドット姫が真の愛に目覚めるまでを叙情的に描いたもの。「鳥の巣」版トゥーランドットは世界的に有名なハンガリー人指揮者ヤーノシュ・アクス氏を迎え、出演者は1000人以上にも上る。総額1億2000万元(約15億5400万円)を投じ、北京五輪閉会式以後に鳥の巣で行われた文化イベントのなかで最大規模となる。この歌劇は6日に続いて7日にも上演され、来年5月には上海で上演される予定。(翻訳・編集/本郷)

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