流出文化財の救出運動家、オークション会社クリスティーズ告訴を準備か―中国

Record China    2009年10月10日(土) 15時5分

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2009年10月8日、パリで競売にかけられた北京市・円明園の十二支像を落札した蔡銘超氏は、オークション会社クリスティーズを告訴する準備を進めていると明かした。写真は円明園に展示されている十二支像の模型。

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2009年10月8日、パリで競売にかけられた北京市・円明園の十二支像を落札した蔡銘超(ツァイ・ミンチャオ)氏は、オークション会社クリスティーズを告訴する準備を進めていると明かした。成都商報が伝えた。

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蔡氏は海外に流出した文化財を取り戻す活動をしている民間組織「海外流出文化財救出基金」の顧問。今年2月パリで行われた故イブ・サンローラン氏の遺品オークションで、第二次アヘン戦争で略奪された十二支像を落札した。しかし「略奪された十二支像の所有権は中国政府にある」として支払いを拒否している。

7日、台湾の中央放送局によると、十二支像の現所有者であるピエール・ベルジェ氏は仏メディアの取材に答え、「台湾の台北故宮に寄贈の申し出をしたが、様々な理由から断られた」と発言した。

台北故宮の寄贈拒否問題について取材を受けた蔡氏は「きわめて不可解な行為」とコメントした。また現在、クリスティーズの詐欺的行為について告訴する準備を進めていることも明かした。(翻訳・編集/KT)

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