飛び込み競技でも「八百長疑惑」、国家代表チーム監督が黒幕か=元審判員が告発―中国

Record China    2009年10月14日(水) 4時44分

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13日、中国・山東省で開催されている「全国運動会」で飛び込み競技を担当した審判員が、「八百長」を告発した。監督が事前に金メダルを取らせる選手を決め、審判員に通達していたという。写真は2月、山東省秦皇島国家水泳飛び込み訓練基地の除幕式での周監督。

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2009年10月13日、中国・山東省で開催されている4年の1度のスポーツの祭典「全国運動会」で飛び込み競技を担当した審判員が、「八百長」を告発した。監督が事前に金メダルを取らせる選手を決め、審判員に通達していたという。東北網が伝えた。

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「八百長」を告発した馬鳴(マー・ミン)さん(仮名、55歳)は飛び込みのベテラン審判員。これまでも多くの国際試合で審判を務めてきた。今大会では会期の途中で「心臓病」を理由に突如辞任したが、「実は八百長に耐えられなくなったため」と告発し、世間を騒然とさせている。馬さんによれば、“黒幕”は国家代表チームの周継紅(ジョウ・ジーホン)監督で、審判たちは同監督が指名した選手に金メダルを取らせるよう指示されていた。また、こうした八百長は飛び込み界の「暗黙のルール」となっており、誰も周監督に逆らえない状況だという。

周監督はロス五輪の女子10m板飛び込みで金メダルを獲得した元選手。昨年、選手の報奨金をピンはねした疑惑が浮上したこともある。今回の「八百長疑惑」については、全面的に否認している。(翻訳・編集/NN)

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