<太陽光>ソーラーシステムによる発電、10年後に三峡ダムの1.5倍へ―中国

Record China    2009年10月21日(水) 16時49分

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17日、中国再生可能エネルギー学会首脳は、2020年までに、中国の太陽光発電による発電容量は三峡ダムの1.5倍相当になる」と語った。写真は来年開催される上海万博のメイン会場の屋上に設置される太陽光発電パネル。

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2009年10月18日、中国広播網によると、中国再生可能エネルギー学会の石定寰(シー・ディンホアン)理事長は17日、「10年後、中国の太陽光発電による発電容量は三峡水力発電所の1.5倍相当になる」と発言した。

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石理事長は、「中国は2020年までの太陽光発電計画の目標を大きく上方修正することになる」と発言、その発電容量は「2000万〜3000万kWh(キロワット時)に及び、かつての目標の10倍以上となる」とした。17年かけて建設した三峡ダムの発電容量は1820万kWhだ。

同理事長は、化石燃料に頼りすぎてきた中国は、エネルギー生産における安全確保の問題をかかえ、環境に対する負荷も限界に達している、と指摘する。あるデータによると、中国の一次エネルギー消費の内訳は、石炭が69%、石油が20%、水力・原子力・風力などがわずか7.6%となっている。

2年前に発表された「再生可能エネルギーにおける中長期発展計画」によると、2010年には再生可能エネルギー消費量はエネルギー全体の10%、2020年には15%という目標がかかげられている。ソーラー産業は中国政府が国家として強力に後押しする産業の1つとなっており、現在、中国には年間100兆ワットを発電できる太陽光発電パネル製造企業が10社以上存在するという。(翻訳・編集/津野尾)

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