2009年10月25日、毎日同じ歌ばかり聴かされ、それが2年間も続いたらどんな気分になるだろうか？広東省広州市海珠区の住民が24日、同じアパートに住む少女の出す騒音に連日悩まされていると地元紙・新快報に通報した。

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同紙記者が同日、海珠区昌崗路にあるアパートを訪ねると、香港の人気歌手イーソン・チャン（陳奕迅）の「孤児[イ子]（ひとりぼっち）」が聞こえてきた。このアパートの隅々まではっきり聞こえるほどの大音量だ。住民らはこの歌を2年間も聞き続けているという。それも、早朝から日付の変わる深夜まで毎日だ。

この歌を1日中聴いているのは両親と暮らす少女。住民らはこれまで少女に何度も注意したが、「音楽を聴いてるだけで犯罪にはならないでしょ！ちょっと音が大きいだけじゃない」と、とりつくしまもない。「なぜ毎日同じ歌ばかり聴いているのか？」という記者の質問にも、少女はただ「好きな歌だから」と繰り返すばかり。「ご近所に迷惑をかけていると思わないか？」という質問には黙り込んでしまった。

住民らの話によると少女の両親は仲が悪く、いつも夫婦のどなり声や物の壊れる音が聞こえてくるという。精神科の医師は「少女はこの歌に特別な感情を抱いていて、心にある何かを歌に託そうとしている」と指摘。両親ともども一度心理カウンセリングを受けるべきだとアドバイスしている。（翻訳・編集/本郷）