Record China 2009年11月3日(火) 1時55分
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10月31日、米国当局による徴税が強化され、米国の華僑社会では、納税を回避するために永住権を放棄する富裕層が増加しているという。写真はニューヨークのチャイナタウン。
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2009年10月31日、米華字紙・僑報によると、米国国税庁(IRS)による徴税が強化され、米国の華僑社会では、納税を回避するためにグリーンカード(永住権)を放棄する富裕層が増加しているという。中国新聞網が伝えた。
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同記事によると、国税庁による徴税強化後、米国以外に資産や収入のある裕福な華人のなかには、課税から逃れるために会計士や弁護士に相談に訪れる人々が後を絶たず、華僑社会で開かれる「節税」講座もいつも満席だという。
永住権や米国籍の放棄を真剣に考える華人も急増している。華人向け会計事務所で働く顧衍時(グー・イエンシー)会計士は、「わずか1か月にも満たない間に、すでに10件以上の永住権・国籍放棄の相談を受けた」と話す。「国籍放棄をしたからと言って、ただちに納税不要ということにはならない」と同会計士。200万ドルの純資産があるか、過去5年間の所得税が13万9000ドル以上ある場合は、永住権や国籍を放棄しても納税義務は残るという。
夫婦とも米国籍または永住権所有者の場合は、いずれか一方が永住権や国籍を放棄して「非居住外国人」になれば海外資産に対する課税はなくなることから、「夫婦別籍」を選択する華人も増えているという。移民を専門に扱う張軍(ジャン・ジュン)弁護士も、「国籍や永住権をいったん放棄すれば再取得は不可能。税金対策のための放棄には慎重を期してほしい」とする一方で、「これで中国の富裕層がやたらに永住権を申請しなくなる。歓迎すべき現象だ」と話した。(翻訳・編集/本郷)
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