2009年11月5日、中国新聞社によると、観光客が豪華客船で日・中・韓・朝・露5か国の環日本海圏を周遊する観光プランについて、吉林省で期待感が高まっている。

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この構想は、すでに5か国政府の観光部門によるコンセンサスが得られているが、特に中国吉林省の観光業界がこの構想に高い期待感を持っているという。吉林省はロシアと北朝鮮と国境を接していることから国境観光が盛んとなっており、環日本海周遊観光の構想に対しても新たな観光資源の開発が見込まれるとして関心が高まっている。

吉林省旅游局事務室の賀柏平（ホー・バイピン）主任によれば、吉林省琿春市から出発し、ロシアのウラジオストク、北朝鮮の羅先（ラソン）市、韓国の束草（ソクチョ）市を経て、日本から琿春市へと客船で周遊する構想が浮上しており、観光客は夜は船内に宿泊し、昼間に各地を観光する計画。ビザなどの問題は残されているものの、各国の観光部門が協力して対処していくことがすでに決まっているという。（翻訳・編集/岡田）