中国が世界中でウラン確保に奔走=軍事利用も目的の1つ?―韓国紙

Record China    2009年11月11日(水) 22時30分

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10日、韓国紙は「中国が世界中でウラン確保に奔走する理由」と題した記事で、中国は確保したウランを非常時には軍事利用するつもりだと指摘した。写真は第2期拡張工事が進められている泰山原子力発電所。

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2009年11月10日、韓国紙・中央日報は「中国が世界中でウラン確保に奔走する理由」と題した記事を掲載した。環球網が伝えた。

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記事によれば、中国がウラン確保に走る理由は2つ。1つ目は、自国のウランの質が外国産と比べかなり劣ることに加え、埋蔵量も20年までに枯渇してしまうこと。そして2つ目は、非常時に軍事利用することだ。中国政府は諸外国からの疑いの目を晴らすかのように、07年には豪政府とウランを平和目的にのみ使用することを盛り込んだ原子力協定を結んだほか、カナダとも同様の協定を結ぶ準備をしている。だが、記事は海外の専門家は「軍事利用」への疑念を持ち続けていると指摘した。

中国国営の原子力発電会社、中国広東核電集団(CGNPC)は9月、オーストラリアのウラン探鉱企業、エナジー・メタルズの買収を決定。これに続き、同社の発行済み株式の40%を所有するJindalee Resources社の買収も計画している。中国核工業集団公司(CNNC)も、モンゴルでウランプロジェクトを展開するカナダのWestern Prospectorに2870万ドルを出資し、同国でのウラン採掘権を獲得した。

世界原子力協会(WNA)によると、中国は過去数年間で、CNNCやCGNPCを通じてナミビア、ナイジェリア、モンゴル、ヨルダン、カザフスタン、ウズベキスタン、豪州、カナダなどのウランプロジェクトに参入。現在、開発中または採掘権を持つ鉱山は10か所余りに上っている。(翻訳・編集/NN)

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