今年全世界で発生した海賊被害は324件、昨年から激増―国際海事局

Record China    2009年11月12日(木) 9時0分

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10日、今年全世界で発生した海賊事件は324件に上り、昨年より大幅に増加した。写真は海賊撃退に成功した中国船籍「振華4号」。

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2009年11月10日、新華社通信(電子版)によると、今年全世界で発生した海賊事件は324件に上り、昨年より大幅に増加した。

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ロイター通信は9日、ソマリアの海賊がアラブ首長国連邦の旗を掲げた貨物船を襲撃したと伝えた。この貨物船には武器が満載されており、国連が武器の輸送を禁止しているソマリア半島へ向かっていたという。同地域の国々は内乱や国境紛争など、政情不安をますます深めている。

国際海事局(IMB)海賊情報センターが発表した統計によると、今年10月20日までに全世界で発生した海賊事件は324件。強盗に遭った船舶は37隻で、人質となった人員は639人に上る。昨年同期は194件の海賊事件が発生し、強盗に遭った船舶は36隻、人質人数は631人で、今年は昨年と比べ被害が拡大している。

今年これまでに発生した324件の海賊被害のうち、アデン湾からソマリア東部海域を航行する船舶が襲われたケースは174件を占め、35隻が強盗に遭い、人質人数は631人に上った。スエズ運河を行き来するため、年間約2万隻の船舶がアデン湾からソマリア東部海域を航行しているという。(翻訳・編集/岡田)

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