中国の地方政府高官、実権なくとも汚職が多発―香港紙

Record China    2009年11月12日(木) 10時14分

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10日、中国の地方政府高官は政治的権力が限られているにもかかわらず、汚職が頻発していると伝えられた。写真は愛人問題や過去の贈賄の疑いで罷免となった元貴州省政協会議主席の黄瑶。

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2009年11月10日、新華網によると、9日付の香港紙・東方日報は、中国本土では地方政府高官は政治的権力が限られているにもかかわらず、汚職が頻発していると報じた。

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記事によると、地方政府の政治協商会議の高官は多くが第一線を退いた幹部で構成されており、一般的には清廉なポストと見なされてきたが、このところ貴州省や深セン市龍崗区など4名の省・市クラスの政協会議主席が汚職や愛人問題などにより相次いで罷免となっている。党書記や省長、市長と比べ、政協会議主席は実務上の権力が弱く、事件の多くは政協主席に着任する前のポストに絡むものだとされており、貴州省政協会議主席だった黄瑶(ホアン・ヤオ)も、10年前は貴州省黔西南プイ族ミャオ族自治州委書記だった。

しかし、こうした汚職は氷山の一角に過ぎない。地方政府の政協会議メンバーの汚職は近年急激に増加しているとされ、県クラスの政協会議主席・副主席が罷免されるケースは枚挙に暇がない。07年には河南省南陽市鎮平県の呉天喜(ウー・ティエンシー)元政治協商会議副主席が、少女数十人を強姦し、公金横領や恐喝、マフィアとの取引など多数の汚職を働いたとして逮捕され、今年死刑が執行された。(翻訳・編集/岡田)

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