<中華経済>三菱電機、北京などで上下水道処理施設用のオゾン発生装置受注

Record China    2009年11月17日(火) 5時3分

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16日、三菱電機は中国の北京市などで上下水道の水処理施設向けのオゾン発生装置(オゾナイザ)を総額5億円で受注したと発表した。写真は北京市内の汚水処理場。

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2009年11月16日、三菱電機(東京都千代田区、下村節宏社長)は中国の北京市などで上下水道の水処理施設向けのオゾン発生装置(オゾナイザ)を総額5億円で受注したと発表した。

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このほど受注したのは、北京市の下水処理施設向けの2件と江蘇省蘇州市の上水処理施設向けの1件。オゾナイザはオゾンを利用して上下水の殺菌や脱臭、脱色などを行う装置。同社によると、オゾンは塩素より強力な殺菌力を持ちながら処理後には無害な酸素に戻るため、環境への負荷が低い。

同社は1968年から日本国内でオゾナイザを販売しており、これまでに上下水道向けで1600台余りを受注している。中国向けでは04年以降、北京の汚水処理場や浄水処理場など6カ所に納入してきた。

中国では都市部の人口増加や急速な産業化によって水需要が大幅に増加しており、近年、水処理施設の設置が盛んだ。北京の場合は水環境改善に向けたエコプロジェクトとして、2011年までに市内のすべての下水を浄化してから河川に放流したり、工業・農業用水に再利用したりする計画が進展中。今年から始まった第2期整備の下水処理施設にはオゾンを使った水処理装置の採用が決定していた。(編集/東亜通信)

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