2009年11月16日、フィリピンの華字紙・商報は、同国の警察当局が現役議員や元警察官、弁護士らのグループを10年前に中国人2人を誘拐した疑いで検挙したと報じた。中国新聞網が伝えた。

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記事によれば、誘拐された中国人男性2人はそれぞれ、98年12月30日と99年3月26日にフィリピンで誘拐された。1人目の被害者である鐘（ジョン）さん（45）は、宿泊していたホテル付近で何者かに車に押し込められ、そのまま連れ去られた。2人目の被害者である黄（ホアン）さん（44）は、ケソン・シティー郊外の村でやはり何者かに連れ去られた。

当局によると、2つの事件で目撃者は計27人。誘拐された2人に対して、巨額の身代金が支払われていた。2人の行方はいまだに分かっておらず、これまで被害者の家族や弁護士、在フィリピン中国大使館の傅秉廉（フー・ビンリエン）前参事官も手を尽くしたが、手がかりはつかめなかったという。（翻訳・編集/NN）