2009年11月19日、中国がレアメタル（希少金属）などの金属素材を不当に輸出制限しているとして、米国、欧州連合（EU）、メキシコが世界貿易機関（WTO）に紛争処理小委員会（パネル）の設置を求めていた問題で、中国側はこれを拒否する声明を発表した。新華網が伝えた。

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中国代表団は19日に開かれたWTO紛争解決機関（DSB）の会合で、「パネル設置の要求に同意する訳にはいかない。中国はWTOのルールに則った輸出管理を行っている」とする声明を発表。「中国は7月と9月にそれぞれ2国間会議を開き、中国の輸出政策は環境保護と資源保護を目的としたものであると十分に説明している」と強調した。

DSBの規定によると、パネル設置が要請されてから最初の会合では、全会一致の承認がなければパネルは設置されないが、2回目の会合では全会一致で却下しない限り、自動的にパネルが設置される。（翻訳・編集/NN）