<G2>中国は米と一緒に世界を統率する気ない、自国の安定のみに関心―米誌

Record China    2009年11月24日(火) 14時1分

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23日、米誌は、オバマ大統領の中国訪問をまとめた記事で「中国は米国と手を組んで世界を統率するつもりはない」と報じた。写真はオバマ大統領が北京滞在中に宿泊したホテルとその周辺。

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2009年11月23日、米誌タイムは、オバマ大統領の中国訪問を総括する記事で、「中国は米国と手を組んで世界を統率するつもりはない」と報じた。銭江晩報が伝えた。

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記事によれば、オバマ大統領は中国側との話し合いで、台頭する大国として更なる責任を負うよう求め、米国のパートナーとして地球温暖化やイランの核開発問題で重要な役割を果たすことを期待すると伝えた。つまり、ワシントンと北京が手を組んで「G2」を形成し、世界を統率しようというものだ。

だが、記事は大統領の訪中を通じて、これに対する中国側の回答が読み取れると指摘。それによると、「世界を統率したいというのは米国の一方的な願望。中国は自国の政治的安定と周辺の安全にしか関心がない。米国とは平和な関係を維持していきたいが、国益を損なうことはしないので期待しないでほしい」というのが中国側の本音。米国とロシアがイラン問題で行き詰っていようが、中国はタッチしないということだ。

また、記事によれば、レーガン元大統領とゴルバチョフ元ソ連総書記との個人的な親交が冷戦の終結に大きな役割を果たしたように、米大統領は人間的な魅力を外交上の武器にすることを得意としている。オバマ大統領も他国ではその武器を存分に発揮しているが、米大統領と個人的な付き合いを避けたがる中国指導者には、こうした作戦は通用しないようだとも指摘した。(翻訳・編集/NN)

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