<調査>診療の拒絶も!医療従事者と役人・教師の3割がHIV感染者を差別―中国

Record China    2009年12月1日(火) 15時47分

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11月27日、HIV感染者は医療従事者の4分の1、政府関係者や教師の3分の1以上から差別的な態度を取られていることがわかった。写真は雲南省のHIV感染者。

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2009年11月27日、「中国HIV感染者の差別状況調査報告書」が発表された。それによると、患者がHIV感染していることをカミングアウト後、医療従事者の4分の1、政府関係者や教師の3分の1以上から差別的な態度を取られていることがわかった。28日付で中国新聞社が伝えた。

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中国共産党中央党校社会発展研究所、マリー・ストープス・インターナショナル(MSI)・チャイナ「積極対話」プロジェクト、国連エイズ合同計画がHIV感染者2096人に対して訪問調査を行い、報告書を作成した。このうち、40%がエイズに関する差別を受けたことがあると答え、3分の2以上が自分の感染が原因で家族が差別されたことがあり、12%がHIV感染の判明後、少なくとも1回以上診療を拒絶されたことがあると答えた。

エイズに対する偏見をなくすため、中国では全国12都市で12月1日よりエイズ偏見防止の短編映像を大型スクリーンで放映し、国家衛生部、北京市衛生局などがインターネットを通じてポスター3万枚を配布する。(翻訳・編集/中原)

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