2009年11月30日、中国国家統計局は今年1−10月の国内22地域の工業企業の利益総額が前年同期比で3．4％減の1兆7865億元だったと発表した。減少率は1−9月より5．7ポイント下がっており、回復傾向が鮮明になってきた。

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統計対象は中国本土のうち、北京市、内モンゴル自治区、広東省などの2直轄市、5省、2自治区を除く地域の一定規模以上の工業企業。利益は国内全体の工業企業の約8割を占める。

1−10月は統計対象の39業種のうち、34業種の業績が1−9月より改善していた。前年同月比で利益の伸び率が大きかったのは化繊の＋143．8％、ゴム関連の＋61．0％、交通運輸設備の＋33．7％など。

一方、前年同月比で大きく落ち込んだのは石油採掘の−65．5％、鉄鋼の−53．7％など。ただ、いずれも減少率は1−9月より下がっていた。（翻訳・編集/東亜通信）