「広州は何でも揃うデパート」、群がるアフリカ人に地元の反応は冷ややか―香港紙

Record China    2009年12月3日(木) 3時44分

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11月29日、香港紙は「広州にまとわりつくアフリカ人」と題した記事で、アフリカ人にとって広州は何でも揃うデパートだと報じた。写真は7月、100人以上のアフリカ人が広州の派出所を襲った現場。不法滞在の取り締まり中、仲間が転落死したことに抗議するもの。

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2009年11月29日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「広州にまとわりつくアフリカ人」と題した記事で、アフリカ人にとって広州は何でも揃うデパートだと報じた。30日付で環球時報が伝えた。

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広東省広州市では7月、地元警察が不法滞在のアフリカ人数人を追跡中、うち1人がビルから飛び降りて死亡したことを引き金に、100人を超えるアフリカ人が派出所を襲撃する事件が発生。警察はその後、事態の収拾を図るため、不法滞在のアフリカ人に12月までの猶予期間を与えた。現在、広州に長期滞在するアフリカ人は約2万人。ビジネスで訪れる人は年間数万人にも達している。

記事は、アフリカ人ビジネスマンにとって、広州は何でも揃うデパートだと指摘する。ジーパンやTシャツ、ネクタイからカツラまで、あらゆる製品を大量に買い付けていくからだ。一方、地元・広州にとっても、アフリカ人が大挙してお金を落としてくれることは喜ばしいはずなのだが、あまり歓迎ムードはない。

記事によると、広州に滞在するアフリカ人の多くは中国語が話せないため、地元住民の誤解や嫌悪感を招いている。メディアがアフリカ人絡みの犯罪を大々的に報じることも、マイナスイメージを増長させる要因だ。ところが、実際は犯罪を起こす人はごくわずか。大多数はビジネスで訪れており、安定した仕事と収入がある。だが、先行するマイナスイメージは警察にも浸透しており、アフリカ人は常に取り締まりの対象になっているという。(翻訳・編集/NN)

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