シルクロードで知られる日本画家・平山郁夫氏死去、中国でも速報

Record China    2009年12月3日(木) 11時51分

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2日、シルクロードを主題とした作品で著名な日本画家の平山郁夫氏が、脳こうそくのため都内の病院で亡くなった。中国にも縁の深い芸術家であったため、このニュースは中国でも速報が打たれた。写真はシルクロード。

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2009年12月2日、シルクロードを主題とした作品で著名な日本画家で、アジア各地を中心とする国際的な文化財保護に尽力した文化勲章受章者・平山郁夫(ひらやま・いくお)氏が、脳こうそくのため都内の病院で亡くなった。78歳だった。08年に北京とパリで個展を開いたのを最後に、体調不良を理由に名誉職などを退任していた。中国にも縁の深い芸術家であったため、このニュースは中国でも速報が打たれた。中国新聞社の報道。

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1950年代、仏教を主題とした作品で評価を受けた。そのインスピレーションは、仏教発祥の地・インドから日本へ伝来する時にたどったシルクロードへと発展し、ヒマラヤ山脈やタクラマカン砂漠などを訪れるなどして、中国との縁を築いた。また、中国の敦煌・莫高窟や南京城壁をはじめとした世界各地の文化財保護にも尽力した。日中友好協会会長も務め、日中の文化交流にも貢献している。

●平山郁夫(ひらやま・いくお)

1930年6月15日、広島県生まれ。09年12月2日没。日本画家。日本美術学院理事長、東京藝術大学学長などを歴任。文化勲章受賞者。52年、東京美術学校(現・東京芸大)卒業。53年、院展に初入選し計4回受賞。89〜95年・01〜05年、東京藝術大学学長。92〜08年、日中友好協会会長。96年に仏・レジオンドヌール勲章、98年に文化勲章、01年にマグサイサイ賞、04年に朝日賞受賞。(翻訳・編集/愛玉)

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