中国は個人消費の伸びが不十分、GDPに占める割合はインドより劣る―中国国家統計局

Record China    2009年12月6日(日) 14時37分

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2日、中国国家統計局概算司の彭志龍司長は、中国経済の発展に比べて個人消費の伸びが不十分であることを指摘した。写真は上海市内のクリスマスグッズ店。

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2009年12月2日、中国国家統計局概算司の彭志龍(ポン・ジーロン)司長は「中国の個人消費の成長スピードはGDPの成長スピードに比べると低く、またGDPに占める個人消費の割合は発展途上国よりも劣っている」と語り、中国経済の発展に比べて個人消費の伸びが不十分であることを強調した。3日付で中国証券報が伝えた。

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彭司長は「中国のGDPに占める個人消費の割合は、先進国に比べて劣っているだけでなく、発展途上国に比べても劣っている」とし、08年の中国の35.3%に対し、米国70.1%、インド54.7%と具体的な数値を挙げて説明した。さらに「1978〜2008年までの間に、中国のGDPは平均9.8%のスピードで成長したにもかかわらず、同期間中の物価変動を考慮した個人消費は平均8.8%しか成長していない」と述べた。

また、彭司長は「中国経済の成長を牽引する個人消費、投資、輸出の3大要素のうち、個人消費は最も成長が鈍く、GDPに占める割合が年々落ちてきている」とし、「2000〜2008年の間に、投資と純輸出の伸びは個人消費の伸びに比べてそれぞれ7.2ポイント、24ポイント伸びている」と語り、3大要素に偏りがあると指摘した。

さらに、彭司長は消費データの集計方法にも触れ、「個人消費の数値を算出する際に、都市部と農村地区の分け方の問題やサンプル数が少なすぎるなどの問題がある」と語った。(翻訳・編集/HA)

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