Record China 2009年12月7日(月) 15時46分
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5日、08年現在における中国国内の慢性病患者数は2億7000万人に上ることがわかった。写真は政府から医療費の補助を受ける農村の人々。
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2009年12月5日、中国のラジオ「中国之声」によると、中華予防医学会の王隴徳(ワン・ロンダー)会長はこのほど、08年の調査資料をもとに、慢性疾病の罹患率を20%として計算すると、08年現在における中国国内の慢性病患者数は2億7000万人に上ると発表した。過去10年で毎年平均1100万件ずつ増加しており、慢性病が国民の健康の大きな脅威となっているという。中国広播網が伝えた。
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王会長はさらに、中国では死亡原因の80%が慢性病によるものであるとし、昨年亡くなった825万人中、643万人の死因は慢性病だと述べた。また若くして亡くなった494万人のうち、75%が慢性病による死亡だという。
さらに同調査によると、がん、高血圧、心臓病、糖尿病、脳卒中の5大疾病の治療費が、08年の都市部における医療費総額の36%、農村部医療費総額の22%を占めたこともわかった。都市部住民では慢性病で入院すると平均年収の半分以上が必要になり、農村部住民の場合には、がんで入院すれば平均年収の3倍以上も治療費がかかるという。
同会長は、慢性病の予防には生活習慣の改善が最も効果的だとし、ハイリスク群に属する人々への早期治療と、患者に対するデータ管理を行うことが望ましいと述べた。(翻訳・編集/中原)
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