「メイド・イン・チャイナ」のCMに隠された中国の苦悩とは?―米紙

Record China    2009年12月9日(水) 12時59分

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5日、米紙は、「メイド・イン・チャイナのCMに隠された苦悩」と題した記事を掲載した。写真は湖北省武漢市の電動自転車・バイク工場。

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2009年12月5日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、「メイド・イン・チャイナのCMに隠された苦悩」と題した記事を掲載した。

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「メイド・イン・チャイナ」のイメージCMは先月23日から、米CNNなどを通じて海外での放映が開始された。中国商務部の「指導と支持」の下で制作された30秒のCMでは、「メイド・イン・チャイナ」は世界各国と手を取り合い、人々に高品質の製品を提供していると強調されている。

だが、記事は、中国がどんなに主張しようとも、消費者が重視するのは「質、ブランド、価格」だと指摘。特に質とブランドの面では近年、「毒玩具」「毒歯磨き粉」「毒粉ミルク」など一連の事件の影響で中国製品は四面楚歌に陥っている。ところがCMは「安全性」などには全く触れず、単に「世界との結びつき」を訴えただけ。

記事は、CMの裏には中国の国内総生産(GDP)が国民総生産(GNP)より多いという苦悩が隠されていると分析。国際分業体制の結果である程度は仕方ないが、中国自身も外需主導型経済を重視してきたことと関係があるとし、今後はGNPの増加を目標とすることが「メイド・イン・チャイナ」に明るい前途をもたらすことになると指摘した。(翻訳・編集/NN)

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