Record China 2009年12月10日(木) 9時52分
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8日、新学期が毎年9月1日に始まる中国では、8月31日現在で満6歳になった子供が小学校へ入学する規定となっている。約7割の父兄が「1〜2か月の差ならば満6歳に達していなくても入学を認めてほしい」と考えているという。写真は中国の小学生。
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2009年12月8日、新学期が毎年9月1日に始まる中国の義務教育法によると、8月31日時点で満6歳を迎えている子供が小学校へ入学することができる。これに対し、約7割の父兄が「生年月日が1〜2か月遅れ程度ならば、満6歳に達していなくても小学校への入学を認めてほしい」と考えており、9月1日までに“駆け込み出産”する目的で帝王切開手術を受ける母親さえいるという。四川在線が伝えた。
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中国で2006年9月1日から施行されている「中華人民共和国義務教育法」では、小学校入学の条件として「満6歳の児童」と定めている。このため、幼稚園・保育園の同じクラスでも、8月31日現在で満6歳に達していない子供は小学校への入学が認められず、幼稚園・保育園でもう1年“留年”するか、自宅で待機するなどの対応が必要になる。
こうした規定に対し、9月7日生まれの子供を持つある母親は「誕生日が数日違うだけで入学できないのは時間の無駄!早く入学できれば子供にとってもチャンスが多くなるし、自身の修練にもなる。さらにもう1年幼稚園に通わせるとなると、毎月の出費だけでも大変」と訴える。ネット上の調査では、「満6歳に達していなくても入学を認めてほしい」との意見を持つ両親が約7割を占めているという。
一方、子供の誕生を9月1日より前にすることを目的に、毎年8月には帝王切開手術をして出産日を調整する母親が増加する。四川省成都市のある病院では、8月のある日に生まれた子供28人のうち、25人が帝王切開によるものだったという。
専門家の一部には「6歳未満の子供でも小学校の教育に十分適応できる」との意見もあり、中国教育部は「6歳未満の子供の小学校入学に関する希望などについては今後広く意見を募り、研究を進めていきたい」と表明している。(翻訳・編集/HA)
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