<死刑>「銃殺」から「薬物」への切り替え進む、世界の7割占める―中国

Record China    2009年12月11日(金) 13時46分

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9日、中国各地で死刑執行方法を従来の銃殺から薬物注射に切り替える動きが進んでいる。写真は01年4月、湖北省武漢市で行われた公開裁判。判決を受けた30人が即日銃殺刑に処された。

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2009年12月9日、中国各地で死刑執行方法を従来の銃殺から薬物注射に切り替える動きが進んでいる。中国新聞網が伝えた。

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中国では97年に、雲南省昆明市が全国に先駆けて薬物注射による死刑執行を採用。このほか、長沙上海重慶広州杭州武漢青島など大都市でも薬物注射による死刑が実施されている。また、四川省で08年3月、河南省で09年2月、遼寧省で今月9日から、銃殺が全面的に廃止され、薬物注射に切り替えられた。北京市でも年内の全面切り替えが決まっている。

薬物注射による死刑執行は銃殺と比べ、執行時の恐怖や苦痛が和らぐほか、遺体の損傷も少ない。執行人は専門の訓練を受けた警察職員で、死刑執行用の部屋か車両に設けられたベッドに手足を固定された状態で執行される。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)によると、昨年、世界の死刑執行は少なくとも2390人に上ったが、中国ではその7割を占める1700人以上の死刑が執行された。(翻訳・編集/NN)

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