Record China 2009年12月14日(月) 10時57分
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11日、日本新華僑報の蒋豊編集長は「日本は中国の高速鉄道に対し再び新たな難題を出した」と題した文章を発表した。写真は中国の高速鉄道・武広線。
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2009年12月11日、日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は、ブログに「日本は中国の高速鉄道に対し再び新たな難題を出した」と題した文章を掲載した。以下はその要約。
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毎月の費用はかかるものの、日本にいながらにして中国中央電視台(CCTV)の番組を見られることに感動する。番組では中国の高速鉄道・武広線のCRH2型列車を取り上げていた。窓の外の風景は飛ぶように過ぎ去っていくが、列車自体は極めて安定している。列車内で取材していた記者がタバコを1本取り出し、座席横の小テーブルの上に立てた。このとき列車は時速340キロ以上で走行していたにもかかわらず、10分経過してもタバコは立ったままだった。記者がカメラに向かって叫んだ。「今、時速380キロを記録しました!」
この光景を見て、30年以上前に当時74歳だったトウ小平が日本を訪問し、新幹線に乗ったときに語った感想を思い出した。トウ氏は「風のように速い。新幹線は人々を駆けさせる。我々も現在、駆けなければならない」とユーモアを交えて語った。
30年後の現在、新幹線のN700系の最高速度は時速330キロ、フランスTGV−POSは最高時速320キロ、ドイツICE3は最高時速330キロ。30年かけて中国はとうとう世界に追いついた。しかし、中国高速鉄道の技術は一体どこから来たのか?現段階では明確な答えはまだ無いようだ。
日本人は現在、ほくそ笑んでいる。今年4月、オバマ米大統領はワシントンとニューヨーク、カリフォルニア州を結ぶ高速鉄道の建設計画を発表。6月にはJR東海の葛西会長が米国を訪問して米運輸長官と会談し、「日本が知的財産権を有する新幹線を世界の高速鉄道として広めたい」とN700I型の売り込みを行った。
日本人は中国にまた難題を出した。日本が強調しているのは知的財産権であり、日本が知的財産権を持つ新幹線を世界に輸出しようとしている。中国はまだまだ追いかけねばならない。(翻訳・編集/HA)
●蒋豊(ジアン・フォン)
25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。99年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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