役人たちの「失言・迷言」、今年最も反響が大きかったのは?―中国国営メディア

Record China    2009年12月17日(木) 13時33分

拡大

16日、中国国営メディアが、今年1年で最も国民の反響が大きかった「役人の失言・迷言語録」を発表した。写真は河南省鄭州市。低所得者向けの団地を建てるはずだった土地にいつの間にか豪華マンションが建っていた。

(1 / 4 枚)

2009年12月16日、国営新華社通信のウェブサイト・新華網が、今年1年で最も国民の反響が大きかった「役人の失言・迷言語録」を発表した。選ばれたのは全部で13ワード。中国のお役人たちは果たして、どんな「ポロリ」を吐いてしまったのだろうか?

その他の写真

「失言・迷言語録」に選ばれたのは以下の13ワード。

1、「これって党の側に立った発言?それとも国民側?」

―河南省鄭州市で低所得者向けの団地を建てるはずだった土地にいつの間にか豪華マンションが。追及を受けた同市計画局の副局長が、記者のICレコーダーがオフになった途端おもむろに。

2、「そんなこと答えられないよ。細かすぎて」

―中国では1月1日から道路整備費など6項目の料金徴収が廃止されたが、天津市は引き続き名目を変えて毎月55元(約720円)を徴収。その収支と用途を追及された同市政管理局規定手数料所の副所長がキレ気味に。

3、「なんで、庶民の財産は公開されないんだ」

―公務員の財産公開制度に対し、思わず恨み言。

4、「不動産業者の赤字は全て市が責任を持ちます」

―河北省廊坊市の市長が不動産投資を呼び込む際に唱えたスローガン。

5、「新華網に暴露するのか!俺がそいつを潰してやる」

―山東省済南市の文化当局幹部が女性教師にセクハラして引っ叩かれ、逆上。ちなみに「新華網」は国営通信社のウェブサイト。

6、「これが裁判所の習慣だ」

―湖北省棗陽市の人民法院(裁判所)が所内でビデオを回した市民を逮捕。逮捕して良いという法律はないという突っ込みに対して。

7、「あなたの相手をしている暇はない」

―湖北省応城市の「市長投書箱」に投書した市民が受け取った答え。

8、「あなた、どこの新聞社?」

―記者会見で「八百長」疑惑を突き付けられた中国飛び込みチームの監督が、記者に向かって。

9、「クソや小便まで全部お前に言わなきゃならんのか?」

―広東省広州市で一部道路が突然閉鎖。市民からの苦情に対し、交通当局の担当者が逆切れ。

10、「君は党員か?」

―河南省鄭州市で「養犬管理費」の用途と収支を聞かれた市財政局の担当者が、「中国共産党委員会の許可」がないと取材拒否。

11、「これは賄賂じゃない!金を受け取ったのは発展のためだ」

重慶市潼南県の常務副県長。贈賄側業者とは長年の友人で「お金をもらうのは友人同士なら良くあること」。

12、「大草原に垂れ流したクソが臭かったら、汚染になるのか!」

―江西省東郷県で工場の汚染物質垂れ流しが問題となったが、県環境当局の職員がこれを頑なに否定。

13、「飛び降りるなら5階に行け、1階や2階じゃダメだ」

―河北省承徳市郊外の村で立ち退き料の質問にやって来た66歳の女性が門前払いを食らい、「飛び降りる!」と叫んだことに対して。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携