白亜紀前期の羽毛恐竜「シノルニトサウルス」に毒牙?初の発見―英紙

Record China    2009年12月23日(水) 17時55分

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22日、中国遼寧省の白亜紀前期(約1億2500万年前)の地層から発見された小型の羽毛恐竜「シノルニトサウルス」が、現代の毒蛇のように毒牙を使って獲物を倒していた可能性があることが分かった。写真は山東省諸城市に建設中の「白亜紀恐竜地質公園」。

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2009年12月22日、英紙タイムズによれば、中国遼寧省の白亜紀前期(約1億2500万年前)の地層から発見された小型の羽毛恐竜「シノルニトサウルス」(中国名:千禧中国鳥龍)が、現代の毒蛇のように毒牙を使って獲物を倒していた可能性があることが分かった。国際在線が伝えた。

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米カンサス大学などの研究チームが「シノルニトサウルス」の頭骨を分析したところ、上あごに小さな空洞、とがった歯の外側には縦の溝が通っていた。そのため、毒液が上あごの空洞にある毒腺から歯の根元まで運ばれ、そこから歯の溝に沿って流れ出ることで、噛んだ部位に注入され、獲物の抵抗を減らしていたものと見られている。毒牙のような歯を持つ恐竜が発見されたのは初めて。

シノルニトサウルスは99年に中国で初めて発見された。全身が羽毛に覆われた肉食恐竜で、体長は約1mでシチメンチョウほどの大きさ。四肢に翼を持つ羽毛恐竜「ミクロラプトル グイ」に近いとされている。(翻訳・編集/NN)

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