超大物スターの復活や極秘婚騒動、そして中華芸能界にもはびこる薬物汚染など…09年を揺るがせた華流10大ニュースをレコードチャイナ編集部のセレクトでご紹介する。第1回は、「東京で逮捕＆交際発覚！ジル・ビダル＆ケルビン・クワンが大麻所持」。

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今年の2月24日、香港の新進歌手ジル・ビダル（衛詩）とケルビン・クワン（関楚耀）のカップルが、大麻取締法違反の現行犯で逮捕された。2人がお忍び観光で訪れた東京・渋谷での出来事である。2人はタバコのパッケージ内に大麻0．2グラムを隠し持っていた。ケルビンはこれを「香港から持参した」と供述。さらに拘束後、ジルのヘロイン所持も発覚する。この1年で100回以上の吸引歴があることも判明した。ケルビンは翌3月に無罪放免・帰港となるも、4月末、ジルには懲役2年執行猶予3年の判決が下り、所属レコード会社から契約解除を宣告される。

薬物事件という汚点でキャリアに傷をつけた2人だが、この事件によって、これまで否定し続けてきた交際の事実も発覚してしまった。06年から交際関係にあるといわれる2人はこれまで複数回、デート現場を目撃されている。しかし、事件も一つの契機となったのか10月には破局したと伝えられている。

ジル・ビダルは82年香港生まれ。中国・韓国・フィリピンの血を引くエキゾチック美女で、06年に歌手デビュー。双子の姉ジャニス・ビダル(衛蘭)は香港音楽界の最注目株とされる人気歌手だ。

ケルビン・クワンは83年カナダ生まれ。06年にデビューした歌手兼俳優で、伯父は歌手で俳優のテディ・ロビン(泰迪羅賓)、また「香港芸能界のドン」とも言える大御所歌手のアラン・タム(譚詠麟)と親子の契りを結んでおり、まさしく芸能界のサラブレッドと言える。 (編集/愛玉)