<09年中国トンデモニュース・1>国宝パンダに虐待疑惑!ネット炎上で動物園飼育員が停職処分に

Record China    2009年12月29日(火) 12時24分

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09年に中国で起きたちょっと変わったニュースを10本ご紹介。1本目はネット上が激怒の嵐となった「パンダ虐待疑惑」。写真は虐待が指摘されたパンダ「永巴」。

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2009年も中国では様々なニュースがあった。その中からちょっと変わったニュースを10本ご紹介する。

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1本目のニュースは「パンダ虐待疑惑」。09年1月5日、深セン野生動物公園のパンダ「永巴(ヨンバ)」が虐待に遭っているとネット掲示板で告発された。虐待を訴えたユーザーは、同園で「永巴」を見た際、手足はやせ衰えいつもお腹を空かせている様子に思わず涙が出たと言い、可哀そうな姿を写した写真も添付した。「永巴」は今年25歳。人間でいうとかなりの高齢にあたり、老年期特有の腹水のせいでお腹は膨れ上がっている。

さらに、有料で「永巴」と記念写真を撮るサービスが行われていることも明らかになった。 パンダの貸出元である四川省臥龍中国パンダ保護研究センターは「永巴」の引き取りに消極的な姿勢を示していた。同センターが、年20万元(約260万円)にも達する「永巴」のレンタル料を重要な収入源にしていたとの推測もある。

ネットユーザーの批判の的となった同園側は、「写真のパンダは確かにうちのもの」と認めたものの、虐待疑惑に対しては否定。事態を重く見た広東省林業局は6日に実態調査に乗り出し、翌7日には四川省から駆けつけた専門家が調査を開始、食事や飼育環境の改善を求めた。しかし一部メディアの報道によると、同園には過去にも動物虐待を疑われていたという。

担当飼育員は停職処分になり、「永巴」は四川省の雅安碧峰峡パンダ保護研究センターに引き取られた。冷房付きの飼育舎で元気に暮らしているという。(編集/TH)

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