<09年中国トンデモニュース・5>転んだお年寄りは「助けてはいけない」が鉄則

Record China    2009年12月30日(水) 18時26分

拡大

09年に中国で起きたちょっと変わったニュースを10本ご紹介。5本目は、転んだお年寄りは「助けてはいけない」が鉄則というニュース。資料写真。

(1 / 4 枚)

2009年も中国ではさまざまなニュースがあった。その中からちょっと変わったニュースを10本ご紹介する。

その他の写真

5本目は、転んだお年寄りは「助けてはいけない」が鉄則というニュース。2009年8月24日、「転んだお年寄りを見たら、あなたは手を差し伸べて助けますか?」―。江蘇省南京市のメディアがインターネット上でこんな質問を投げかけたところ、「はい」と答えた人はわずか7%だった。南京市民はなぜ好意の手を差し伸べようとしないのか?

お年寄りが転んで地面に倒れ込んだら、手を差し伸べて助けようとするのが自然な行為だが、南京では遠巻きに見ているか全くの無視を決め込む人がほとんどだ。ある日の夜11時ごろ、自転車に乗ったお年寄りが転んで動けなくなった。周囲には十数人の人だかり。通りを走る車にひかれないよう人垣を作るまでは良かったが、救急車が来るまでの20分間、誰ひとり手を差し伸べることはなかった。

この衝撃的な事件を受け、同紙はネット上で緊急アンケートを実施した。その結果、「手を差し伸べるべきだ」と答えた人は63%に達したが、「同じ場面に遭遇しても手を差し伸べる」と答えた人はわずか7%に止まった。手を差し伸べない理由として最も多かったのは「面倒になりそうだから」。転んだお年寄りを助けようとして逆に加害者扱いされ、損害賠償まで求められるケースが後を絶たないという。とんだとばっちりを受けるくらいなら最初からかかわらない方が良い、という考えが広がっているようだ。(編集/TH)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携