中国人留学生激減、原因は独メディアの否定的な中国報道?―ドイツ

Record China    2009年12月31日(木) 13時10分

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29日、03年をピークにドイツの大学に入学する留学生数が減少し続けており、08年の中国人留学生の入学者数は32%減少したという。写真はベルリン・フンボルト大学。

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2009年12月29日、このほどドイツ政府が明らかにしたところによると、03年をピークにドイツで学ぶ留学生が減少し続けており、08年のドイツの大学に入学する留学生数は03年比で10%減少、なかでも中国人留学生の入学者数は32%減少したという。環球時報が伝えた。

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同記事は、新たにドイツの大学に入学する留学生の減少の原因は、各大学による学費・雑費などの値上げにあるとしたが、現在、ドイツ各大学が徴収する年間の学費・雑費の平均は2000ユーロ(約26万5000円)ほど。実は、本当かうそか、中国人留学生がドイツに対する興味を失ったのは、「ドイツはかわいくないから」だとも指摘した。

同記事によると、近年ドイツメディアによる中国についての報道がより否定的になってきていたが、それにより中国政府に対してだけでなく、ドイツで学ぶ中国人留学生や研究者に対しても、攻撃が絶えなかったという。一部ドイツメディアが、中国人留学生や研究者が工業やハイテク分野でスパイ活動を展開していると報じたことが、大きく影響しているとみられる。

現在、「中国人スパイ」報道により中国人留学生のドイツでの就職がより困難になっており、両国関係の将来を危惧する声もあるとし、同記事はドイツへの不満を示した。(翻訳・編集/津野尾)

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