2010年1月3日、このほど発表された2009年版「中国・地域イノベーション力（りょく）比較データ」によると、江蘇省が08年の4位からトップに躍り出た。この分野では最強と考えられている広東省と北京市の順位は08年と変わらず、それぞれ2位と3位だった。楊子晩報が伝えた。

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同調査は10年ほど続けられているが、数年前までは中国の超大都市の両雄・北京市と上海市が1位の座を争い、他の都市の出る幕はなかったという。広東省、江蘇省、浙江省などの地域は、長く「第2の勢力」と考えられていた。しかし09年に大きな変化が起きたと同記事は指摘した。

「ランキングの変化には大きな意味がある」と調査責任者の中国科学院の柳（リウ）教授。江蘇省内の特許申請数、新技術投入数、新製品売り上げ収益などがいずれも全国一だったという。同データは知的創造性、知識の流動性、企業のイノベーション体質、創造的な環境、イノベーションによる収益への反映などを調査し、毎年発表されている。（翻訳・編集/津野尾）