党中央宣伝部お墨付きの写真大賞で盗作疑惑、本人は「一緒に撮りに行っただけ」と否定―中国

Record China    2010年1月9日(土) 5時28分

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7日、写真のねつ造や合成が相次ぐ中国で、今度は中国写真界で最も権威ある写真コンテスト「中国撮影金像奨」の受賞作品に盗作の疑いが掛けられている。写真は受賞作品のロケーションとなった吉林省の天池。

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2010年1月7日、写真のねつ造や合成が相次ぐ中国で、今度は中国写真界で最も権威ある写真コンテスト「中国撮影金像奨」の受賞作品に盗作の疑いが掛けられている。千龍新聞網が伝えた。

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疑いが掛けられているのは第8回「中国撮影金像奨」に入選した桑玉柱(サン・ユージュー)氏の4作品。桑氏は吉林省撮影家協会の副主席で、同賞には10作品が入選した。4作品中、3作品は同省安図県の長白山撮影家協会理事の孟鉄(モン・ティエ)氏の作品、残る1作品は同省長白山管理委員会の職員、温波(ウェン・ボー)氏の作品と酷似している。

同賞の入選作品は吉林省長春市を皮切りに全国巡回展を開催していたが、主催者の中国撮影家協会によると、複数の鑑賞者から同様の指摘を受けていた。同協会が行った調査によると、当事者の3人は「一緒に撮影に行ったため、構図が似てしまった」として、盗作を完全に否定している。

同賞は中国共産党中央宣伝部の許可を受け、中国文学芸術界聯合会(中国文聯)と中国撮影家協会が主催した権威ある賞。中国では07年、絶滅したと考えられていた野生の華南トラの写真をねつ造し、賞金をだまし取った農民が有罪判決を受けるなど、写真やビデオのコンテストでねつ造や盗作が多発している。(翻訳・編集/NN)

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