Record China 2010年1月8日(金) 18時16分
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7日、野生の華南トラの写真撮影に成功したと07年10月に発表し、一躍時の人となり、後に写真がねつ造だと判明し、「華南トラ事件」として世界中を騒がせた農民・周正龍が、昨年9月に再びトラを見たと語っていることが分かった。写真は華南トラ。
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2010年1月7日、中国新聞社によると、野生の華南トラの写真撮影に成功したと07年10月に発表して一躍時の人となり、後に写真がねつ造だと判明したために、「華南トラ事件」として世界中を騒がせた農民・周正龍(ジョウ・ジョンロン)が、「昨年9月に再びトラを目撃した」と語っていることが分かった。
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華南トラ事件ではねつ造が発覚後、陝西省鎮坪県林業局の職員らが処分を受けた以外に、周正龍自身も執行猶予付きの有罪判決を受けた。しかし、最近の報道では、処分を受けた役人が引き続き給与の支払いを受けていたり、何らかの補てんを受けているような状況とともに、周被告は建設費約20万元(約270万円)の家を新築中と伝えられている。
取材に訪れた記者に対し、周被告は「家の新築費用は、華南トラ事件と関連する収入ではない」と語った上で、当時の事件について「いずれにせよ原因は俺にはない。記者発表会や、その後に続々と取材にやってきたメディアが事を大きくしたんだ」と反省の色を見せない。
さらに続けて「去年9月、山に入って3〜4日目に、あの時よりも大きなトラに出会った。俺は準備してあったカメラを取り出して“やつ”を写そうとしたんだが、なんと間が悪いことに電池切れになってしまった。潔白を証明する絶好のチャンスだったのに、ほんとに悔しい」と語った。今年の春には再度山へ入り、トラを探すつもりであるという。
記者があきれて「幸運を祈っています。気をつけて」と答えると、周被告はその応対に感動したのか、「トラを撮影したら、あんたに真っ先に連絡する」と応じたという。記者は記事の後記で「『どこまでふざければ気が済むんだ』と大声で叫びたくなった」と記している。(翻訳・編集/HA)
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