西沙・南沙諸島の開発計画を発表、ベトナムは領土侵犯と強く抗議―中国

Record China    2010年1月10日(日) 18時1分

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4日、中国による西沙諸島・南沙諸島開発の発表に対して、ベトナム政府が「ベトナムの主権を甚だしく侵すものだ」とこれに強く抗議した。写真は西沙諸島。

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2010年1月4日、中国による海南国際観光島建設計画の発表に対して、ベトナム政府が「ベトナムの主権を甚だしく侵すものだ」とこれに強く抗議した。6日付で環球時報が伝えた。

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同記事によると、5日、中国外交部はこの抗議に対し「中国は西沙諸島(パラセル諸島)、南沙諸島(スプラトリー諸島)を含む南シナ海の諸島について、争う余地のない主権を有している」との声明を発表した。同記事はベトナム側の抗議を、「南シナ海の情勢を緊張化させるもので、ベトナム各メディアも大きくこれを書きたて世論を操作」し、あたかも中国によるベトナム領に対する占領行為であるかのようにこれを取り上げている、と批判している。

中国国務院は4日、「海南国際観光島建設推進とその発展に関する意見」を発表、西沙諸島・南沙諸島などを含む海南省の観光開発を進めることを表明していた。中国政府はこれに対する資金援助、融資、税制面での優遇、土地提供、規制緩和など、政策面での後押しも約束している。

西沙諸島はベトナム、中国、台湾がその領有権を主張し、南沙諸島はベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、台湾、中国がそれぞれその領有権を主張している。(翻訳・編集/津野尾)

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