Record China 2010年1月12日(火) 13時33分
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7日、米紙ニューヨーク・タイムズは、中国人科学者が中国に魅力を感じ、帰国し始めたと伝えた。写真は中国国家図書館。
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2010年1月8日、環球時報によると、7日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、逆トレンドが発生し、中国人科学者が中国に魅力を感じ、帰国し始めたと伝えた。
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記事によると、米国に18年居住し、米国籍を持つプリンストン大学分子生物学の施(シー)博士は、ハワード・ヒューズ医学研究所から1000万ドルの研究費授与の認定を受けた数か月後に、米国を永久に離れ中国で研究活動に従事することを決定した。この行為に対し、多くの学者仲間が「実に不思議だ」との感想を抱いているという。
中国政府のデータによると、中国人学生の08年の海外留学人数は、07年比25%増の約18万人にも上っている。また、過去10年間で見ると、海外留学して帰国するのは4人に1人の割合でしかなく、特に米国で科学や工学博士の学位を取得した学生は最も帰国する可能性が低かった。
しかし、中国政府はここに来て、豊富になった財源と民族の誇りを利用して、海外へ流出し続けてきた科学者や学者の帰国を進めることに取り組み始めている。中国政府は過去10年間で研究開発費を徐々に増加させ、現在はGDPの1.5%に相当する額を投入しており、その割合は発展途上国の中では飛び抜けている。
こうした努力が実を結び、最近3年間では施博士のような有名な科学者が帰国し始めている。施博士は「米国では研究事業の多くは多かれ少なかれすでに確立されている。しかし中国では、何をしてもその影響が10倍、100倍にもなる可能性がある」とやりがいを示している。(翻訳・編集/HA)
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