スウェーデン青年実業家が語る北朝鮮製ジーンズができるまで―中国紙

Record China    2010年1月11日(月) 19時26分

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2010年1月9日、信息時報は記事「スウェーデン青年3人が語る、北朝鮮と関係を築きジーンズを発注するまで」を掲載した。ジーンズの完成には最初の接触から2年もの時間が必要となった。写真は平壌空港。

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2010年1月9日、信息時報は記事「スウェーデン青年3人が語る、北朝鮮と関係を築きジーンズを発注するまで」を掲載した。

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昨年12月、スウェーデンで北朝鮮製ジーンズが販売されるというニュースが話題になった。しかし発売直前に販売店が入居しているデパートが「政治的な問題に巻き込まれたくない」と販売中止を決定した。企画したノコジーンズの青年実業家3人は生産にいたるまでの2年間の苦労を語っている。

きっかけは北朝鮮政府関連のウェブサイトを見たことだった。輸出を希望する製品の一覧にジーンズという品目があったことが3人を驚かせた。すぐにメールを送ったが、その時は話が続かずに終わったという。それでもあきらめなかったノコジーンズ経営者は2007年11月、北朝鮮大使館に電話した。大使館職員は協力を約束、翌2008年7月の北朝鮮訪問が決まった。

北朝鮮の市民とふれあいたい、コンピューターセンターを訪問したいなど独自の計画を持っていた3人だが、北朝鮮が用意したのは金日成の記念館など政治に関する場所ばかり。衣料品工場の参観はできたが、協議は全く進まなかった。あきらめかけた3人だったが、最終日に転機が待っていた。出会った鉱業関連の北朝鮮官僚が旗下に小さな衣料品工場を持っていたことで、どたんばで契約がまとまったのだった。

2009年11月、大使館への電話から2年を経て、ついに北朝鮮製ジーンズがスウェーデンに届いた。そして失意の販売中止へとつながる。3人は「わたしたちは北朝鮮の政治体制に興味はありません。ただ外部からのどんな影響でもあの国にとってはプラスになるのではないでしょうか」と話している。デパートでの販売中止が決まった後、ノコジーンズは専売店をオープンし、独力での販売を始めている。(翻訳・編集/KT)

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