中国の帝王切開分娩46%でダントツ世界一、迷信や間違った認識も―WHO調査

Record China    2010年1月16日(土) 11時24分

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14日、世界保健機関(WHO)がこのほど発表した調査報告によると、中国では産婦の約半数が帝王切開での分娩方法を選択しており、その比率は世界一だという。写真は山西省で行われた妊婦のためのイベント。

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2010年1月13日、米メディアは世界保健機関(WHO)が最近発表した調査報告を報道。それによると帝王切開による分娩率は中国が46%で世界一だという。14日付で中国経済網が伝えた。

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WHOが中国、インド、日本、フィリピン、カンボジア、タイ、ベトナム、ネパール、スリランカのアジア9か国の10万人を超える産婦を対象に行った調査の結果、帝王切開での出産を選んだ産婦の割合は27.3%だったが、中国は妊婦のおよそ半数にあたる46%の産婦が帝王切開で分娩していた。WHOは「帝王切開での分娩率は中国が世界一」だと報告しており、さらに「中国で行われる帝王切開の25%が医学的に必要なものではない」との専門家の指摘も付け加えている。

WHOは報告書のなかで、医学的に不必要な帝王切開は自然分娩に比べて母体への危険度が3倍以上高くなるほか、手術の際に大出血する危険性も高いと指摘。呼吸器系統の重い疾患を持つ新生児が生まれる確率は自然分娩で生まれた新生児よりも高くなるという。中国の妊婦がこのようにハイリスクの帝王切開を望む理由について、WHOは「吉日に出産したい」というアジア独特の封建主義的な迷信や「帝王切開の方が自然分娩よりも安全」という間違った認識、「あこがれの女優が帝王切開だったから」というファン心理などをあげている。(翻訳・編集/本郷)

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