禁止令も効き目なし?「パジャマ外出」やめない市民に副市長が呼び掛け―上海市

Record China    2010年1月20日(水) 13時45分

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18日、上海万博の開催に向け市民のマナー向上に必死の追い込みをかける上海市で、楊雄・常務副市長が「パジャマ外出禁止令」に反発する市民に「万博開催を機に悪い習慣を改善しよう」と訴えた。写真は街頭で「パジャマ外出」をやめるよう呼び掛けるボランティアたち。

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2010年1月18日、上海万博の開催に向け市民のマナー向上に必死の追い込みをかける上海市で、楊雄(ヤン・シオン)常務副市長が「パジャマ外出禁止令」に反発する市民に「万博開催を機に悪い習慣を改善しよう」と訴えた。中国網が伝えた。

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上海市民にとってパジャマはかつて、一部の特権階級だけが着用するアイテムで富の象徴だった。これが庶民の間にも普及したのは1970年代。流行に敏感でオシャレ好きな上海人はこぞって外に出て、「パジャマが着られる自分」を見せびらかした。狭い住宅事情で隣近所との区別もなく、パジャマ姿を見られることに抵抗を感じない風土も関係しているようだ。

こうして上海市民の生活に深く根ざしてきた「パジャマ外出」。だが、万博開催を控え、国際イメージに響くとして、市は昨年7月に「パジャマ外出禁止令」を出した。ところが、市民の半数以上がこれに反発。当局は5月の開催を前に一向になくならない「パジャマ外出」に頭を悩ませている。

楊副市長はこうした市民の声に対し、「生活レベルの向上に伴い、パジャマ外出をする人もだいぶ減ってきている」とした上で、「一部の地域ではまだこうした習慣が根強く残っているようだが、国際都市・上海にとって不適切な行為だという認識を持ってもらいたい」と訴えた。(翻訳・編集/NN)

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