09年の事故による死亡者9万人、責任追及を受けた関係者は3万人―中国

Record China    2010年1月21日(木) 16時32分

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20日、中国の09年の事故による死亡者数が9万人以下となり、事故責任を追及され処分を受けた関係者が約3万人に達したことが分かった。写真は09年11月、黒龍江省鶴崗市の炭鉱で発生した爆発事故。

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2010年1月20日、中国新聞社によると、中国国家安全生産監督管理総局の駱琳(ルオ・リン)局長は、19〜20日に北京で開催された全国安全生産工作会議で、中国の09年の事故による死亡者数が9万人以下となり、事故責任を追及され処分を受けた関係者が約3万人に達したことを明らかにした。

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駱局長によると、中国の事故による死亡者数は08年の10万人以下から09年には8.8%減の9万人以下に減少し、事故件数は前年比8.4%減となった。しかし、今年に入ってから事故件数が09年の同時期に比べて増加傾向にあり、特に5日に湖南省湘潭県で発生した25人が死亡し9人が行方不明になった炭鉱の火災事故や、4日に河北省武安市で発生した負傷者30人を出したガス漏れ事故など、重大事故が相次いで発生しているという。

また、過去1年間で事故の責任追及を受けた関係者は2万9880人に上り、うち7145人が共産党党紀規律処分及び行政処分を受け、2102人が刑事責任を追及された。駱局長は「事故に関する虚偽報告や事故の背景にある官民の癒着、賄賂などの腐敗行為及び安全生産の規律維持違反に対しては引き続き厳重に対処していく」と述べ、春節(旧正月。今年は2月14日)前で各種事故が発生しやすい状況が続くため、安全に十分注意するよう呼びかけた。(翻訳・編集/HA)

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