「奇跡の建築」は資源の無駄遣いだった?!新ランドマークの裏事情―北京市

Record China    2010年1月28日(木) 17時56分

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26日、北京市人民代表大会代表、中国住宅・都市郷村建設部総工程師の王鉄宏氏は、近年増えてる「奇をてらった」建築は安全基準を守るだけではなく、そのデザインでいいかどうか、公開討論を義務づけるべきだと訴えた。写真はCCTV新社屋ビル。

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2010年1月26日、北京市人民代表大会代表、中国住宅・都市郷村建設部総工程師の王鉄宏(ワン・ティエホン)氏は、近年増えてる「奇をてらった」建築は安全基準を守るだけではなく、そのデザインでいいかどうか、公開討論を義務づけるべきだと訴えた。

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やり玉に挙がったのは中国中央電視台(CCTV)の新社屋ビル。2棟のビルが空中で接合され、巨大な門のようなデザインとなっている。米タイム誌が選ぶ「2007年世界10大奇跡の建築」にも選出された、奇抜なデザインで北京市の新たなランドマークとなった。

王代表は、物珍しい外見の代償は資源の無駄遣いだと指摘する。新社屋ビルに使用された鋼鉄は莫大な量に及ぶ。1tの鋼鉄を作る際には約3tの二酸化炭素が排出されるため環境負荷も大きくなる。新社屋ビルに使われた鋼鉄は、マンション1300万平方メートルに相当するという。今後はこうした「奇をてらった」建築を受け入れるべきか、個別の案件ごとに公開討論を行うべきと訴えた。(翻訳・編集/KT)

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