<中華経済>人民元に上げ圧力、年内上げ幅は5%程度―中国

Record China    2010年2月6日(土) 11時2分

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4日、中国社会科学院国際金融研究センターの張明副主任はこのほど発表したリポートで、人民元相場に上げ圧力が高まっており、切り上げの時期が早まるとの見方を示した。

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2010年2月4日、京華時報によると、中国政府直属のシンクタンク、中国社会科学院国際金融研究センターの張明副主任はこのほど発表したリポートで、人民元相場に上げ圧力が高まっており、切り上げの時期が早まるとの見方を示した。年内の上げ幅は5%程度になるという。

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リポートによると、中国の輸出は前年同期比で2009年12月は17.7%、2010年第1四半期は25%それぞれ増加。消費と投資も増加しているため、2010年第1四半期のGDP成長率は12%を超えるとみられる。

輸出の伸びは輸出産業と雇用にとり朗報だが、景気が過熱気味となるためマクロ的な調整は必至。現在、財政、通貨政策ともあからさまな引き締めに転じるのは困難なため、総需要抑制のため人民元の引き上げが検討されることになる。

また、2010年はインフレのリスクが一段と上昇するが、短期的には預貸金利引き上げの可能性は低く、人民元の引き上げにより大口輸入商品の価格上昇圧力を削ぐことが選択肢の1つになる。国際的な上げ圧力をかわし、ホットマネーの流入を防ぐためにも政府は切り上げの時期を早めるとみられる。(翻訳・編集/東亜通信)

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