「東アジア共同体」構想、実現には「文化の共通性」の再認識が必要―華字紙

Record China    2010年2月8日(月) 21時10分

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7日、日本の華字紙は、「東アジア共同体」構想を実現させるには、東アジア文化の共通性を再認識し、これを伝え広める人材を育てることが急務だと論じた。写真は08年3月、日中国交正常化35周年を記念して陝西省西安市で行われた日中の学生による書道交流会。

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2010年2月7日、華字紙・日本新華僑報は、鳩山由紀夫首相が掲げる「東アジア共同体」構想を実現させるには、東アジア文化の共通性を再認識し、これを伝え広める人材を育てることが急務だと論じた。以下はその内容。

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21世紀に入り、「東アジア共同体」に関する議論が活発化している。この問題を考える時、東アジア各国に共通の話題は多いが、共通の言語はないに等しいことを痛感する。東アジアには長い歴史の中で欧米とは違った理性や理念、倫理観や価値観が培われてきた。文化の共通性も互いに認識していた。この共通認識のおかげで、東アジア地域は18世紀に欧米列強が進出してくるまで、平和で安穏とした社会が続いたのである。

民主党の鳩山内閣は発足後すぐに「東アジア共同体」構想を提唱、積極的なアピールを展開している。だが、構想を実現させるためには、同じ文化圏に属しているという認識を地域内に再び根付かせることが大切だ。そのためには、まずこれを伝え広める人材を育てなければならない。

人材育成には大学の協力が不可欠。大学は異なる人種やコミュニティの学生の要望に十分応えられるようさらなる国際化を進めるべき。その上で、本国の学生と外国人留学生が互いの文化への理解を深め、協力関係が築けるような活動も行うべきだろう。(翻訳・編集/NN)

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