「国際自動車展」のお目当ては、車ではなく美人モデル？（1）―北京市

2006年11月19日、第9回北京国際自動車展覧会（Auto China 2006）が、北京中国国際展覧センターと全国農業展示館で同時に開幕した。これは中国最大規模の展覧会で、急成長する自動車市場でのシェア拡大を狙い、20か国の国と地域から約1500社が参加して行われている。

会場にはトヨタ自動車やドイツのフォルクスワーゲン（VW）、米ゼネラル・モーターズ（GM）のほか、中国のメーカー各社も新型車を紹介し、計570台ほどが展示されている。

11月18日、マスコミにこの展覧会が報道されて後、毎日多くの人々が会場を訪れている。有名な芸能人が頻繁に現れ、モデルたちも北京に集結して展覧会に参加している。このため本来50元（約650円）の入場券が、150元（約1950円）で販売されているという。

会場には多くの人が自動車を見るために訪れているが、もっとたくさんの人がモデルやスターたちを見ようと押し寄せている。モデルの写真はインターネット上で公開され「モデル人気大会」が行われている。これは237人のモデルの写真を見て「最高のモデル」「写真写りが超きれい」「車との組み合わせが最適」「スタイル抜群」「ベストファッション」の各項目についての人気投票を行うというものだ。

2004年に行われた同モデル大会には、なんと140万人が投票したとのことで、この展覧会がいかに白熱した盛り上がりを見せているかが分かる。まだ今年の投票結果は出ていないが、今回はそれに先駆けて、レコードチャイナのスタッフの人気を集めたモデルの写真を公開していく。