オバマ大統領との会談は無駄、中国はダライ・ラマの逝去を待っている―海外メディア

Record China    2010年2月20日(土) 13時48分

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18日、オバマ米大統領とダライ・ラマの会談を受け、海外メディアはオバマ大統領との会談は無駄なことであり、中国はダライ・ラマの逝去を待っていると伝えた。写真は上海で開催された「チベット今昔写真展」。

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2010年2月18日、BBCによると、オバマ米大統領とダライ・ラマの会談を受け、海外メディアはオバマ大統領との会談は無駄なことであり、中国はダライ・ラマの逝去を待っていると伝えた。

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米政府の台湾への武器売却決定、グーグル問題、米中貿易摩擦、イランやチベットに関する問題、為替レート問題など、最近の米中関係は再び谷間に落ち込んでいる。昨年、オバマ大統領が訪中を前にダライ・ラマとの会談を取り消し、中国への訪問を優先した。その際、大統領は「大統領就任1年目は米中の友好関係の基礎を築きたい」と抱負を語っていた。

オバマ大統領は18日、ホワイトハウスでダライ・ラマと会談した。米紙ワシントン・ポストは「米メディアと国民は、大統領訪中の際の中国への態度が弱腰すぎたと批判した。今回の会談は大統領が『中国の強硬な態度に面して弱腰でない』と示したかったのだろう」と分析。米メディアの多くは「大統領は米中関係の強化を図ると共に、イランや北朝鮮問題、為替レート問題などで中国の支援を得たいと考えている。しかし、この会談がその計画と努力を複雑化させる」と指摘し、「会談によって経済的に大きな打撃を受けるだろう」と伝えている。

一方、米政府関係者は「米中関係はすでに相当成熟しており、会談が双方の限定的な非難を発生させる以外、両国に直接の衝突を及ぼすことはないだろう」と楽観的な見方を示している。また、ある専門家は「ダライ・ラマの各国訪問は、中国のチベット問題に関する不安を具体化している。米国はこれをテコに中国を交渉の場に引きずり出すことができる」と見ている。

しかし、実際には中国がチベット問題で妥協することは、望み薄だろう。インディアナ大学の教授は「中国がチベット問題で交渉を引き伸ばしているのは戦略である。1つは国際的な批判をかわす目的、2つ目はダライ・ラマが逝去し、チベット人の闘争の目標がなくなることを待っているため」と分析し、「ダライ・ラマが生きているうちにチベット問題の解決案を見つけようと考えるのはある種の過分の望みだ」と主張している。(翻訳・編集/HA)

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