好レートで両替のはずが、札束は真っ赤な偽物。7人がお縄に―広東省佛山市

2006年11月23日午後、広東（かんとん）省佛山（ぶつざん）市で、男性から大金をだまし取ったあるグループが、逃走中に警察に逮捕された。

【その他の写真】

この日、ある中年男性が市内の仏山病院の近くにいたところ、男4人女2人のグループが声をかけてきた。話を聞くと、彼らの親戚が入院したが、自分たちは外貨しか持っていない。銀行で両替すると手数料がかかるので両替して欲しい、とのことだった。

最初中年男性は、この6人をいまいち信用できなかったのだが、そこへ銀行員と名乗る男が現れ、「これは間違いなく外貨だ」「いいレートで両替できて、あなたがうらやましい。私が替えたいぐらいだ」などと言うので、男性は彼らを信用することにした。12万元（約156万円）を渡すと、6人は礼を言って去っていった。銀行員という男も、なぜか同じ車に乗って去っていった。

さて男性がその場で金の包みを確認したところ、なんと中身は素人にも分かるような真っ赤な偽物。慌てて警察に通報した。

警察は速やかに出動し、緊急配備を実施。犯人の車を見つけて追跡し、7人が車から降りようとした瞬間に発砲して驚かせ、そのすきに確保した。この活躍により、12万元は無事中年男性の手に戻った。